FC2ブログ
Top Page > 2013年09月

コトノハヤ徒然

--無断転載禁止--
2013 081234567891011121314151617181920212223242526272829302013 10
09.05 Thu

たまに。

長めの感想を。


神様 (中公文庫)神様 (中公文庫)
(2001/10)
川上 弘美

商品詳細を見る

▲神様
 「私」が語る短編数本による短編集。
 去年の夏ごろ?に紀伊国屋で行われていた「本のまくら」で偶然読む機会を得た本。
 ちょっと癖がある不思議な文章で、心の隅がほんわかするような気持ちを覚える。
 童話か民話めいた話が多くて、温かいばかりでなくゾクッと寒くなる話も含まれている。
 淡々と、不思議な出来事が日常であるかのように書かれていく。
 人間と一線を画した者達も登場する。深く関わりながらも気まぐれのようにふと遠ざかる様に奇妙な寂寥と郷愁。
 紀伊国屋のイベントがなければ手に取ることはなかっただろうものなので、縁を感じる。
 作品を読んでから表題を見ると、とても深い意味があるもののようにみえた。
 なお、食べ物がとてもおいしそうな文章である。
スポンサーサイト



09.04 Wed

秋なら読書。

ということで、読んだものの感想などを。
最近エッセイとか、写真とか、そういうのが好きです。


ダカフェ日記ダカフェ日記
(2007/07/05)
森 友治

商品詳細を見る

▲ダカフェ日記
 写真で切り取るシーンは、人の目線の違いがよく現れると思う。
 本にして見ると短いこの作品も、数年間に渡るブログの歴史を積み重ねてきたもので。
 そこに残されてる文と写真は、その作者にしか残せないものなのだなと漠然と思う。
 中身は、家族と家族の周りの風景を切り取った写真とともに、一言。といったかんじ。
 娘さんだけだったのが、息子さんもうまれて、いぬも年をとっていく。
 月日は短いような長いような。そんなことを感じさせる一冊。


食卓の情景 (新潮文庫)食卓の情景 (新潮文庫)
(1980/04/29)
池波 正太郎

商品詳細を見る

▲食卓の情景
 小説を読む体力がないときは、エッセイなんかを重宝している。
 池波先生のエッセイは、小説同様のあの、特徴的な文体。
 読んでいて心地よいさっぱりした口調で再生される。
 背景や精神、時代に至るまで現在との差を非常に感じて、それが大正生まれで戦争を超えて、昭和を生きる人なんだろうと思う。
 必ずしも、全てに賛同したりとか、うなずけたりすることばかりではなくて、そこがまた楽しい。
09.03 Tue

のんびり読書。

マンガあれこれの感想などです。


カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)
(2008/10/23)
芦奈野 ひとし

商品詳細を見る

▲カブのイサキ(1)
 この人の世界観は独特だと思う。
 斜陽の空気が漂っているけれど、その空気に身を委ね、楽しんで生きてる人間の姿がよく描き出されている。
 ハラハラドキドキはないけれど、緩やかに皆が変わっていき、世界は泰然とある姿が面白い。
 人のやり取りの、微細な感情の変化には、なんともいえないそわそわ感はあるとおもう。


死がふたりを分かつまで(1) (ヤングガンガンコミックス)死がふたりを分かつまで(1) (ヤングガンガンコミックス)
(2005/12/24)
たかしげ 宙、DOUBLE-S 他

商品詳細を見る

▲死がふたりを分かつまで(1)~(2)
 前に読んでたけど間があいたので読み直し。
 作家は得手な描写があると思うけど、この人は戦闘描写が巧みだと思う。
 やっぱり設定として座頭市めいたキャラクタは王道ながらももりあがる。
 守るべき存在が可愛い少女だと盛り上がるし、それが必ずしもお荷物でないのがいい。


聖☆おにいさん(9) (モーニングKC)聖☆おにいさん(9) (モーニングKC)
(2013/08/23)
中村 光

商品詳細を見る

▲聖☆おにいさん(9)
 はやいものでもう9巻。
 漁師兄弟ぼちぼち多めの巻。
 毎度よくネタが尽きないなあと思いながら、この巻も楽しく読めた。
 安心してほんわかした気持でよめるのがうれしい。