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コトノハヤ徒然

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10.24 Mon

秋深し。

pote.jpg

 おいもがたべたい。
 流れ流れて、はるかとおく。
 長い長い線路の先、とある小さなお店。
 お店の前では、冷たくなり始めた風の中、焚き火をしていた。

「おいしいんだよー」
 焚き火を囲む人の輪に、混ざってみた小さな茶色の子は、うれしそうにそう言う。
 手には、黄金色の断面がおいしそうな、ほくほくのおいも。
 この地の、特産品らしく。

「おいしいんだよー」
 もう一度くりかえして、甘い、おいしい、おいもを頬張るのだった。

 寒風が、通りの落ち葉を転がしていく。