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コトノハヤ徒然

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02.07 Mon

ひざまくら。

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 男は、所在なさそうな顔で座っていた。

 がやがや騒がしい居酒屋。
 酒を飲んで陽気に騒ぐ友人達を、少し離れた場所から見ながら。
 騒ぎの輪に入れないのには、それなりの理由がある。
 …立ち上がれないのだ。
 座った彼の膝をそのまま枕に、寝ている人物のせいで。

「…おい、起きろよ、お前…」

 声を聞いているのかいないのか。
 おそらくは、いや間違いなく聞いてはいないのだろう。
 先ほどから彼の膝を枕にして、熟睡中の少女は。
 色白な肌は酒気を帯びて紅潮している。柔らかな茶色の長い髪の毛は乱れるに任せ、何より、そのとても幸せそうな顔。

「…おい、…」

 言いかけて、嘆息する。
 無防備なのにも、程と言うものがあるだろうに。

「全く、もう」

 ぽつりと呟いて、彼女の寝顔に見入る。

「無防備すぎんだよ、馬鹿。」

 ぶっきらぼうにそう呟いた青年の顔には苦笑が浮かんでいたけれど、言葉は何だか――
 まんざらでもなさそうだった。
 掃除しつつ、何でこんな砂糖もどきを書いたのかはかなり謎。
 なんだかなあw

 明日からは親と妹が来るから、今のうちに書いておこうと思ったのかもしれない。
 と思いつつミルクティーをすすって一服です。